10月レッスンは南米のハーブスパイスレッスンを行いました!
皆さま馴染みのないお料理に興味深々でご参加くださいました。
今回のハーブ&スパイス
フレッシュハーブはコリアンダー(パクチー)、パセリ、にんにく、唐辛子。
ドライハーブ&スパイスはオレガノ、クミンパウダー、シナモン
コリアンダー(パクチー)は東南アジアのイメージが強いと思いますが、南米でもよく使われるハーブです。
同じハーブを使ってもアジアとはまたちがった味の仕上がりになるのが面白いところです。
今回はオレガノも風味づけのポイントになってくる重要なハーブでした。
〜今回のメニュー〜
*魚介のセビーチェ(ペルーの魚介柑橘マリネ)
*牛肉のマタンブレ(アルゼンチンの牛肉ロール、前菜)
*チミチュリソース(アルゼンチンの酸味の効いたバーベキューソース)
*豚スペアリブのカスエラ(チリのポトフのような食べ応えのあるスープ)
*栗入りレチェアサダ(焼きプリン)
魚介のセビーチェ
日本でもメジャーになってきているペルー料理。
たっぷりの柑橘果汁で酸味を効かせたマリネです。
ピリッとした辛味もアクセント。辛味はお好みですが、ご参加の皆さま辛いものが得意な方が多かったので、
しっかりと辛味を効かせました。
今回の魚介はホタテ、白身魚(その回によって違う種類)、タコを使わせていただきました!
牛肉のマタンブレ
アルゼンチンの牛肉を使った前菜です。
クリスマスの定番料理だそう。牛肉の中にゆで卵やお野菜を巻いて加熱します。
本来は塊のお肉をシート状に開いたものを使いますが、今回は作りやすく、薄切りの牛肉を使ってアレンジ。
お肉料理ですが、冷やして前菜としていただきます。
もちろんクリスマスにもいいですし、「お節料理にも良さそう!」との声も上がっていました。
チミチュリソース
アルゼンチンのバーベキューに合わせる定番のソースですが、
牛肉のマタンブレに合わせて召し上がっていただきました。
バーベキューソースというと甘辛く濃い味のイメージをお持ちの方も多いと思いますが、
こちらは全く逆。
酸味が効いてるので、お肉やお魚がさっぱりといただけるソースです。
お写真は撮りませんでしたが、ご用意させていただいたソフトフランスパンを軽く焼いて、
マタンブレとチミチュリソースをサンドして召し上がっていただくという食べ方も試してみていただきました。
パンにサンドするのも一押しの食べ方です!
豚スペアリブのカスエラ
ポトフのようにお肉やお野菜がゴロゴロ入ったチリのスープです。
お米が入って優しい味わい。
素材から出た旨みがじんわりと沁みるおいしさです。
具材はほぼポトフと同じですが、ここにハーブとスパイスが入ることで独特の風味が生まれます。
栗入りレチェアサダ
ペルー風焼きプリンのアレンジです。
カラメルの入らないプリンの底に、ちょうど旬の栗のシロップ煮を潜めて。
シロップ煮は市販の甘露煮でもできますが、今回は手作りでご用意させていただきました。
こちらのメニューに今回合わせたワインは2種類
スパークリングワイン白
*Cava Manos Brut Raventos Rosell NV
スペインカタルーニャ地方
海風の当たるブドウ畑で育てられたブドウから造られていて、豊富なミネラル感が感じられるこちらは、魚介のセビーチェに合わせて。ハーブや柑橘の香る、フレッシュで繊細な味わいです。
赤
*Clos des Fous Pour Ma Gueule 2022
チリ イタタヴァレー
「プールマギュール」とはブルゴーニュの醸造家が自分たちのプライベートワインとして造るワインだそう。
食中にぴったりの飲み口の軽やかなワインでした。
ブドウはサンソーとパイス。
ワインは毎レッスン、ペアリングでご用意しております。
基本的には、1種類ですが、今回はお料理的に1種類で通すのが難しかったので、2種類で少しずつ・・・。
テーブルはシンプルなクロスに赤いキングプロテアを中心とした赤系のお花で引き締めて。
南米のお料理ということで、個性的な花たちが雰囲気作りに重要な役割を担ってくれました!
10月もご参加くださった皆さま、ありがとうございました!
今後もたくさんの方のご参加お待ちしております。