リモンチェッロ×ハーブ イベント開催レポート

先日開催しました、
「リモンチェッロとハーブを楽しむ会」
少し遅くなってしまいましたが、無事に終了しましたので、ご報告させていただきます。

今回はアトリエ地下のシークレットスペースでの、初のコラボイベントでした。
コラボしていただいたのは、『SOLIMONE』というこだわりの国産レモンで作ったリモンチェッロをブランドとして立ち上げた、岩田さん。
元々はイタリアンレストランで働いていた料理人の方なので、今回のイベントでは、私と岩田さんの半々で料理を構成したコースで楽しんでいただきました!

さて、岩田さんと私の出会い・・・というと、
出会ってから日は浅く、とあるワインのインポーターさんの試飲会で岩田さんがブースを出していたのがきっかけ。
試飲会でレッスンやイベントに使えそうなワインを探して、一通りテイスティングをし、そろそろ帰ろうとしていたところ、リモンチェッロを召し上がって行きませんか?と声をかけていただきました。
実は、その初めてお会いした時に話が盛り上がって、イベントのコラボをお願いしたのでした。
岩田さんも快諾してくださり、今回のイベントの実現に至りました。

今回のメニューはこちらです。

私は
「季節野菜のテリーヌ ハーブサラダ添え」
「海老とホタテのハーブフリット パイナップルのラビゴットソース」
「ババ オ リモンチェッロ」

岩田さんは
「ディルでマリネしたカルパッチョ  リモンチェッロのジュレと」
「リゾット ディ ラディッキオ」
「豚肉のロースト ローズマリーとレモンジャムのソース」

をそれぞれ担当しました。

お料理を一つずつご紹介させてください。
(当日、写真を撮っている余裕はなかったので、ご参加の方からいただいた写真を使わせていただきました)


季節野菜のテリーヌ ハーブサラダ添え
モロッコインゲン、にんじん、紫カリフラワー、かぼちゃ、ブロッコリー、パプリカ、椎茸、キャベツ、菜の花を鶏のお出汁のジュレでテリーヌにしました。それぞれに合った火入れで丁寧に下ごしらえをしています。
周りに添えたハーブサラダは、サラダからし菜をメインに、チャービル、クレソン、ディル、スペアミント。
エディブルフラワーは「アリッサム」と「ペンタス」を。
ハーブは個性的な香りが数種合わさることで、1種類で食べるよりも複雑な調和がとれた味になります。

ドレッシングは、フレンチドレッシングとパプリカのドレッシングの2種を使いました。
今回もペアリングでお飲み物をご用意させていただいたので、こちらはリモンチェッロのソーダ割りに合わせて。
リモンチェッロのレモンに寄せて、フレンチドレッシングにはレモン汁も加えて爽やかに仕上げました。


ディルでマリネしたカルパッチョ リモンチェッロのジュレと
こちらは岩田さんの担当。ディルの香りを纏わせた真鯛にリモンチェッロのジュレをソースがわりに。
マイクロリーフのミックスで華やかに。
シンプルながら、ディルとリモンチェッロの風味が香り、美味しいとみなさんにご好評いただいていました。
(私はこちらだけ味見ができなかったことが悔やまれます・・)

この辺りから、白ワインに切り替わる方もいらっしゃいました。
今回ご用意した白ワインは

2022Maison Ventenac Champs de l'Orme Colombard  Rolle
柑橘のフレッシュさもありながら、パイナップルなどの南国フルーツのニュアンスも持つさっぱりとした白ワイン。
こちらの白身魚のカルパッチョあたりから、次のフリットまでお楽しみいただけるように選びました。


海老とホタテのハーブフリット パイナップルのラビゴットソース
バジルとディルを加えた衣で海老とホタテをサクッと揚げました。
ラビゴットソースには白ワインの香りに寄せてパイナップルを加え、ほんのり甘酸っぱい味に。
下の黄色いソースはサフランマヨネーズソースです。もちろんマヨネーズは手作り。


リゾット ディ ラディッキオ
こちらは岩田さん担当
赤ワインを使ったリゾットです。
ラディッキオのほんのりとした苦味が大人な味わいです。
岩田さんがラディッキオの説明をしてくださり、初めて食べるリゾットの味にみなさん興味津々でした。

 

ラディッキオの説明でヴェネト州のお野菜だということをお話ししたくださったのですが、ちょうど、赤ワインで選んでいたのもヴェネト州のワイン。
2022 Merlot Balan Estate
ミディアムボディでなめらかなタンニン、力強さとフレッシュさを併せ持っています。
リゾットから、次の豚肉料理まで楽しんでいただきました。


豚肉のロースト ローズマリーとレモンジャムのソース
低温調理でしっとりと仕上げた豚肉のロースト。
お肉は宮城県のジャパンエックスという豚で、脂が重くなく美味しいということ。
ローズマリーとレモンジャムを使ったソースの香りが爽やかで、ゆるくのばしたマッシュポテトもソースと合わせていただきます。
このレモンジャムも岩田さんのブランドで作っているもの。
レモンの皮がゴロゴロと入っていて、爽やかな香りがダイレクトに感じられるジャムです。
甘さも控えめで自然な味わい。


ババ オ リモンチェッロ
デザートは私の担当。
シロップをたっぷりと染み込ませたお菓子「ババ」は通常ラム酒を使って風味づけしますが、
今回はリモンチェッロを使って。レモンやライムの香りをつけた爽やかなシロップに、仕上げにピペットに入れたリモンチェッロをみなさんご自身でかけて楽しんでいただきました。
添えたのは生クリームとカスタードクリームを合わせた、ディプロマットクリーム。
バニラビーンズをたっぷりと入れています。

デザートにもリモンチェッロを使っていますが、
最後にはリモンチェッロをストレートで味わっていただきました!
(なかなかのアルコール 笑)


初のコラボイベント、
爽やかなリモンチェッロとハーブの相性は抜群!
ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。

今年造った分のリモンチェッロは、なんと早くも完売してしまったということで、
また来年、叶えばぜひイベントを開催したいと思います。